バードの麻雀雑記帳

天鳳(チャオってなければ鳳南に居ます)やその他の麻雀記事を集めた雑記帳です、乾きまくった麻雀砂漠に水を掛けてやりたい…

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誕生日記念デカピンセット Ⅱ

誕生日祝いのセットだって行ってみたら随分と背伸びしたレートでやることになってしまったのが前回までの話。

まぁ、やることはいつもやってる麻雀か。そうは到底思えなかったけど無理矢理そう思って卓に着いた、○万円勝ったらとかは思えなかった。けどみんなは昨日から打ってるから体力は一番ありそうだな、そんなコトを思ってた。

今日の面子は、師匠B、医大生T、ニートのS、I、そしてオレ。Iとは初めて打つ、みんなはそれぞれ痺れる麻雀打って来てる曲者たちだ。オレが入って若干空気が変わったようなコト言ってたけどオレは全然落ち着かない、若干手が震えているような気がした。

座って最初の半荘から降りる局が多い、みんな固くなってるのか全員ノーテンが多い。大した点棒移動もないまま過ぎ去ったオレの南場の親番、沈黙を破ったのはIだった。

「カァー!チップありにしとけばよかった!」

勢いよく叩きつけて開かれた手牌は、

234567四五(56788) ツモ三 5五(5)が赤

赤セットの跳満、親っかぶりはオレ。当たり前の話だけど楽には勝たせてはくれない、終わった初戦は3位。10人しかいない兵隊のうち3人くらいがいなくなった、背中を冷たい汗が流れたような気がした。

2回戦目はトップ目にいたのをオーラスでまくられた2位、けどさっきの3位のヘコミは戻ってこない。マズイ、このままではジリ貧だ。トップが欲しい…、何かが切望してた。

3〜4回戦、2位とラス。これだけは避けなければならない痛恨のラスを食う、現金じゃなくて帳面での話だけどマズイ。あんなにいると思った兵隊もいなくなって、オレを守るものは何もないような気分。もう全部投げ出して逃げ出したいんだけどそうもいかない、トイレに駆け込んだ。

顔を洗う、鏡に映る顔は心なしか青ざめて見える。「マズイな…」誰にとも無く呟く、鏡に映る人はただそこにいるだけで何の答えもくれなかった。携帯を開く、待ち受け画面に少しだけ救いを見出したような気になって戻って行った。

5回戦目、何かが変わった気もしない。だが取った配牌は―

三34九(89)発発二発一九西 東一局、南家 ドラ2。

(7)か25でダブリーだ、親が第一打目を切る。山に手を伸ばす、盲牌の感覚はピンズ、しかも七つの丸が斜めに走る憎いアイツだ。

「リーチ!」ものすごいスピードで西を横に曲げる、ペンチャンが入ったら仕方ない。この手はあがりたい、いや、どうしてもあがりたかった。

「なんでダブリーなんか入んだよ」とみんなが好き勝手切ってきた一発目、何故かそこにいるような気がして伸ばした手はまるでそこに在ることを知っているかのようにものすごい速さで例の牌を手元に手繰り寄せた。

「ツモ!」いつもより少しだけオーバーに2を引きあがる、裏ドラこそ乗らなかったけど今日一番の高打点。6本折れの、値千金の跳満だ。

「オレの起家が二巡で終わりかよ?」親がぼやく、何故こんな手が入って最速であがれたのか?不思議なもんだけどそれが分かる日は一生来ないような気がした、けどこれが何かのきっかけになったのは紛れもない事実だった。

この12000点を守るのもいいがそこからは簡単だった、早く高い手が毎局のように入る。リーチすることに躊躇いもない、間違いなくオレの勝ちパターンだった。

結果は…、トップ。それも大トップと言える得点、急いで帳面を見るとまだ少しマイナスだった。まだ続けなきゃいけない、トップの喜びを噛み締めるヒマすらなかった。

最近連勝に恵まれないけどこの日もそうだった、ラス前で2位。オレが役牌をポンして2600を作ると3位のIからのリーチ、安牌は皆無。だから押した訳でもないけど無筋のドラと赤5ピンを押してあがり切る、オーラスはトップ目が軽く流して2位で終わった。

急いで帳面を見ると、プラス3になっていた。そこで口を開く、「これでオレは抜けるよ、人の金じゃムチャ出来ないからさ。」こんなセリフ。けど有無を言わさない語気があったと思う、もうヤケだった。

こうして解放された、個室雀荘ってカラオケみたいに電話が付いていてオーダーが出来る。ここの料金は持ってくれるって聞いてたから早速掛けてみた、メニューを見るとなんでもある。

「すいません、瓶ビールとカリカリたこ焼き下さい。」

師匠の後ろに陣取って観戦、やはり彼はとんでもなく強い。ビールが格別の味、気付かなかったけどノドがカラカラだったようだった。

「すいません、瓶ビールとイカリング下さい。」

外野になれば気楽なもので知ったような口をききながら観戦、師匠の高速理牌がカッコイイ。倒すまで僅か数秒、全く並べてない状態からだから見事なものだ、形から入るオレとしてはマネしてみたい技である。

「すいません、瓶ビールとホッケ下さい。」

「居酒屋かよ!」

突っ込まれたところでみんな体力の限界かお開き、駅まで師匠に送ってもらう。結局勝ち頭は彼、オレが見た時で負けたのを見たことがない。

「楽しかったな、Iがいるから儲けてもらおうと思ったんだけどな…。そういえば最後のラス前よかったぞ、勝負所で切る牌を躊躇うな、危険度は変わらないんだから。」

初めてアドバイスのようなものをもらった気がする、別れ際一番気になってたコトを聞いてみた。

「そういえばさ、オレが負けたらどうなってたの?」

彼の答えはあっさりとしたもので―

「あぁ、どうしてたかな。けどチンチロで無敵だったお前がこんなトコで負けてもらっちゃ困る、でも自信がついたろ?」

答えにならない答えを言って微笑む、そんな彼の笑顔が天使のようにも悪魔のようにも思えて仕方が無い刺激的な誕生日会だった…。
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訪問ありがとうございます、天鳳やその他麻雀関連のブログです。天鳳で起こった出来事や麻雀を軸とした物語を実話だったり想像で書いています。天鳳ID:焦燥のバラッド(八段、鳳南民)

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