バードの麻雀雑記帳

天鳳(チャオってなければ鳳南に居ます)やその他の麻雀記事を集めた雑記帳です、乾きまくった麻雀砂漠に水を掛けてやりたい…

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拳銃の大阪麻雀 Ⅰ

大阪に居た、麻雀を打ちたいと思った訳でもなく雀荘に行くのは日銭欲しさ以外に理由は見当たらなかった。

賭場に行くのに金を持たずに行くのは「鉄砲」と言ってご法度だがギリギリの所持金で行くこと、友達によると「拳銃」と呼んでいたらしい。なので今回は自分もほぼ拳銃で行ってみた、迷惑な話だがそれしか選択肢がなかった。

大阪は当然と言えばそうだがサンマ(3人麻雀)が主流だ、先輩もせっかく行ったんならやってみれば?と言ってくれたが結局打ち慣れていない種目。陸上競技で言えば100mと400mくらい違う、なのでルールは勉強してみたものの結局4人麻雀の店に向かった。

今日はツイてただ今日はツカないだの話は結局勝った負けたの言い訳でしかない、どんなに上手く打った所で負けるのが麻雀というゲームだ。いつもなら(どんないつもがあるのか知らないが)ムカついたって言ってやめるような卓でも右も左も分からない所ではそこで打つしかない、退路と言い訳の種を残さないって意味では丁度いいようにも思えた。

「あいつは手順がいいけど肝心なトコがダメ」、「あいつがヌルイから負けた」なんて言うのは贅沢な話で帰る時に結果をどうしても残さなければならないなんて状況だと手順の巧拙なんてのは随分小さいコトに思える。自分が強いなどと過信するでもなくどうしても勝とうとする姿勢、オレにはそれしかなかった。

梅田某店、去年に初めて大阪に来た際も行った店だ。

「当店は0,3と0,5、サンマとピンがありますけど…、今はサンマとピンは立ってませんわ。」

「じゃあ0,5で。」

「3入り(お店の人が3人入り、客がオレ1人)なるかもですけどいいですか?」

「はい。」

別に打てれば問題ない、それに変な客と打つくらいならメンバーと打つほうがマシだった。

0,3だろうが0,5だろうが勝ち切るには平均順位をかなりシビアに意識しないといけない、お店に払う場代のパーセンテージが動く金に対して大きいからだ。まぁ、半ば諦観のようなもの、変な気負いもなく案内された卓についた。

オレ以外の3人は店の従業員な訳だがまぁ好き勝手にやりたい放題だった、おしゃべりや遅ロン、三味線(関係無い牌でピクッとしたり)などとても本走中とは思えない。

「勘弁してよ」と思いつつ黙って打ってるとある時メンバー同士のリーチ合戦、先リーが後から追っかけたメンバーの打牌にかなり遅く「それや」と言って倒す、メンピンドラの3900だ。

「サンゼンキューヒャクはヨンセンニヒャク」と歌うように申告、そしたらもう一人のメンバーが

「サンゼンキューヒャクはヨンセンニヒャク」と言い、「さぁ、一緒に!」とオレに言う。「えっ?」と思ったが、結局―

「サンゼンキューヒャクはヨンセンニヒャク」と4人で合唱、思わず笑ってしまった。

そこからはポツリポツリと話すことが出来た、どうやら彼らは給料云々より笑いを取りたいらしいw。しかも麻雀もかなりエンターテイメントw、リーチ一発目に無筋のドラ(8ソー)を切って「ロン!」と言われた時に―

「テ、テキーラ…。」

と言われた時は周りに他のお客さんも居るのに爆笑してしまった、どうやら振り込んだ8ソーがサボテンに似てるから言ったらしいw。

対局中は普通に話していたのだが言葉のイントネーションでどうも地元民だとは思われなかったようだ。

「東京の方ですよね?」

「まぁ、横浜ですが。」

「横浜って麻雀盛んなんですか?」と聞かれ、

「う~ん、どうだろ?都内のほうが盛んかなぁ。」なんて答えたり。

そんなこんなで結局0,5とは思えないくらい勝つ、あんだけヘラヘラしててもそんなことがあるんだなと思う。

「ほな、またお願いします。」

と帰りがけに声を掛けてくれたが多分もうここには来ないだろう、ピンはあまり立たないと聞いたからだ。

さて、次はピン雀でも行くか。そう思った、もう当たりはつけてある、後は向かうばかりだった。

大阪のヨンマのピン雀での激闘は長くなったので次回…。


追記:大阪に住み始めてからも何回かこの店に行った、あんだけ面白かったメンバーは居なくなりふてぶてしさだけが目立つメンバーが多くなってて残念。この日の麻雀は懐かしい思い出だ。
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後悔しない手順で…

ある友達が言ってた、「一局の山の中には必ず千点から役満までの可能性がある」と。彼はパソコン用の麻雀ソフトで同じ山で様々な検証をしてその結論に至ったらしい、後はサイコロの目や4人がどう打つかでその積まれた山の結末は決まるとのことだった。

ミスをしないで打ち続けるのは土台無理な話(次に何を持ってくるか、他の三人の挙動は不明のため)だ、けど打っている最中にクヨクヨする人が居るがそれはよくないと思う。マイナス思考はどう考えてもプラスにはならない、反省は終わってから酒でも飲みながらやればいい。

以前の自分は深夜知らない街に行っては麻雀を打ってた、それで負けると5千円だけ残して近くのバーのカウンターの隅っこで飲みながら一人で反省会してた。薄暗いけどいい経験になった、今ではそんなことしない。研究テーマとして興味が薄れてきたのか?何とも言えない。

こないだの実戦譜、場況は非常にフラットな局面。

三四四(2345)2345678 ドラ (2)

確かこんな牌姿だったと思う、よく何切る問題で出るような絶好の手牌。ここで点数を稼いでおけば後が楽になる、麻雀は先行するのが絶対に有利だから。

しかしツモってから手が止まる、これも何を切ればいいか分からない。ぶっちゃけ自分はこういった手牌に絶対的な正解は無いと思う、けど何か一枚は切らなければならない。

テンパイ効率は三だろう、けどタテ引きのバッタとかつまらないなぁ。三色なら234か、なら(5)?、いや、三色にするなら四?いやいや、何枚損するんだ??

長考、遅い自分にイラつく。ソーズに手を掛けられないため候補はマンズがピンズになる、時の刻みはオレだけのものじゃないから(5)を切った。そしたら―

次巡いきなり赤い(5)を持って来て体から火が出そうだった、けど結果論に過ぎないとも言えるからちょっとガッカリしながら赤をツモ切ったのだった。。

実はこんだけの手材料を与えられながらなんとあがれなかった、むしろ何を切るのが正解ってよりそれが一番悪いコトのように思えた。

三切ってるとバッタテンパイだから四なの?けどそれは難しいでしょ??効率が非常に悪い、効率が一番いいのがいつも正解でもないだろうけど。

まぁいきなり赤(5)とか持って来てゲッソリしたけど後悔はしていない、迷った挙句に不正解という一番嫌いなことをしたのがイヤだっただけだ。

もし、同じ手牌に出会ったら(とんでもない確率なのでほぼ起こり得ない)今度はあがりたいものだ、なんて気楽に考えることにした。

昔は一人で反省会よくしてたけど今はこんな話に付き合ってくれる友人や先輩が居るから―

麻雀してる最中ながら、それを肴に飲むのも悪くないと思ったのだった…。
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スッタンを2連続であがる

麻雀を初めて打った時、友達のセットの代走で賭けマリオ・カートから参戦して偶然あがったのが四暗刻。ツモった時に「出来た!」と言っていたw、何がすごいのかは分からなかったけどあの時ツモった(8)ピンは今でも忘れられない。

しかしそれから随分打ったけど単騎待ちであがったことがなかった、昔にテンパイだけはある。受け間違ってあがることが出来なかった、それ以来テンパイすら入っていない。

「スカイプ」ってネット電話で話しながらネット麻雀をするのが最近の楽しみ、家にお馴染みの3万半荘越えの友人が来てて通話しながら一緒に打ってた時の話。

78999(66)

のようなツモり三暗刻が入り偶然(6)をツモった、仕掛けが入ってたから「あぁ、ツモれてよかったね」なんてツモボタンを押そうと思うと友人から制止が入る。

「何やってんスか?スッタンですよ??」

あっ、ホントだ。役満って相変わらず意識がないw、けど気付けば違う。単騎をコロコロ変えて地獄(2枚切れ)の西で「役満入ってるよ」と宣言してたが通話相手より討ち取るw、スッタンはダブルということで64000点だった。

初めてがゲームなのが残念だがまぁ、いい。長年の夢が達成されたような気分に。

そしてこれも最近の話、フラッと横浜に昼頃出て来て例の3万半荘オーバーの友人二人に電話すると捕まらない。仕方なしに雀荘に向かう、そしたら電話して出なかった友人が先に居て打ってたw。

偶然同卓になり打ってるともう一人の友人からコールバック、今からすぐ来ると言うw。やって来たら太っ腹な店長氏の粋な卓回しで3人同卓が実現する、まぁオレらは喋らないから問題はないか。

しかし…、これから飲むにしても待ち合わせ場所が雀荘なのはいつものこととは言え面白い、けどオシャレなカフェで待ち合わせなんてのはいつまでたっても無いとは思うw。

ということで何とも緊張感のある卓になる、けどせっかく打つならそんな麻雀のほうがいい。

その日はシャンテンでアンカンするとドラは乗るけど結局あがれないことが多かった、突っ張って放銃したり。。けど来る手は選べない、またもカンをするような手が来た。

四四五3333599南南南 ツモ9  5が赤

東場で対面の友人がダントツの親、4が既に3枚見えた8巡めとか。「ここか?けどまた失敗か??」と思いつつ「カン!」、するとカンドラに2がめくれる。「おっ」と思ったがリンシャンから持ってきたのは小さいスクエアの触り心地が印象的な四、おぉ、スッタンが出来た。

打点的には申し分ないがせっかくの役満だからと五を切って1枚切れの赤5単騎に受ける、けどこんなのは仮テンだ。次巡持ってきた生牌の中に変えて赤5を切ると下のオバチャンが食い替え気味のチー、対面の親も曲げよう(リーチしよう)としている。ラス半入れた最終回だしせっかくだからとそのままツモ切りリーチしてみた、中が居るか、後は祈るばかりだった。

そしたら親も(6)をアンカンして追っかけてくる、カンドラモロノリと親リーに脇の2人は完全撤退のようだ。

ツモに力が入るが盲牌は微妙にズレたとこばかり持ってくる、南(なん)、「ナンだよ、しかもカンし忘れた!」。北、「キター!いや北か、中だよ、中。」

4巡くらいドキドキしてたら対面の友人が中をつかんで御用、無駄に四が裏ドラでチップが儲かったw。脇の二人も中を一枚ずつ持ってたらしい、「2軒じゃ出ないんだからダマにしないと」って言われる始末。確かにそうだ、結果オーライだがこないだのゲームからすぐスッタンがあがれたのだった。

その後いつもの酒場で反省会、「南カンしなかったんだけどどうかな?」って聞くともう一人の友人が「オレが七カンコだったからしてたら流局だったよ」とのコト。せっかくのスッタンがスーカン流れしてたら泣くに泣けない、しかもダマだとアンカンしてそうだからリーチしてしかもし忘れてよかったのかもしれないw。

こないだネット麻雀でスッタンだと教えてくれた友人からあがらせてもらったw、でも彼はもう何十回もあがってるからご愛嬌ってことで許して欲しい。

「まだあがってない役満がたくさんあるけどスッタンはやっとって感じだったんだよね。」

こんな話を以前ドラの四萬(すーまん)単騎のスッタンに放銃して「ロン!スッタン!!」と言われてた軍団の総帥にして煽ったのだったw…。


追記:多分これ以来スッタンはあがってないと思う、こないだ天鳳で入ったけど受け間違いしてダブロンに打ったw。
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田舎の雀荘にて

帰省してて友達2人がパチンコ屋行くから途方に暮れたのはこないだ書いた話、電話で友人に聞いたダーツが出来る場所も見つからず結局見つかったのは雀荘。田舎のコト、他に選択肢もなくって入ってみることにした。

何十軒行ってもそうだが初めて入る雀荘はどうも緊張する、まして今回はどんな店かも分からない。駐車場には柄の悪そうな車がズラリ、でも意を決して入ってみた。

そういえばさっき電話した友人宅には学生時代の夏休みとかによく世話になっていた、彼は朝仕事に行ってオレは近所の雀荘に毎日入り浸っていたものだ。サイコロで3-3-6なんて普通に書いてある店もあってそこだけは入らなかったw、1週間くらい居て種銭は減らさなかったからこの辺の雀荘とは相性がいいのかも、そんなのん気なコトを考えてた。

さていよいよ、入店。フリーは1卓、後は学生とサラリーマンのセットが2組居た。どの人がメンバーか分からなかったけど卓に着いてた人に話しかけられる、

「フリーですか?」

「はい、新規なんですけど。」

「じゃあそちらのルール表見てて下さい、次から入れますんで。」

こんな会話をしてソファーに座って手書きのルール表を見てみる。変わってるなぁと思ったのが形式テンパイがない(したがって役が無い場合ハイテイ、ホウテイではあがれないらしい)、フリテンリーチがダメ、さらにリーチ後の見逃しも禁止らしい。レートは1-1-2(一発、面前赤、裏が500)、ゲーム代は何と300円でトップ賞も無い。「なんだ、負ける訳ないや」と思ったのは何も自信過剰になった訳ではない、帰りの電車賃で打つ為負ける訳には行かなかったのだw。

後珍しいなと思ったのがマナー規定が何も無い、いかにも田舎の雀荘らしかった。

いよいよ、卓へ。比較的若い面子の卓だった、上がいかにも現代風な風貌の若者(年下か)、対面が隣りのソバ屋の息子だという立てひざの人(ちょっと上かな)、下はギリギリ大学院生かって感じの人(年齢不詳)だった。

やって見てすぐ分かったがこの店にはマナーって概念は無いらしい、片手倒牌や先ヅモ、無発声なんて当たり前。大方の店でマナー違反とされる行為が全部アリということだ、普段大人しくやってるから違和感しかないけど郷に入りては郷に従え、何となく合わせてた。

大体最初は様子見から入る、あがらず振らずで原点付近で南場の親を迎える、我慢してた甲斐があったかピンズが寄る。

(123344556789)1  ドラなし (5)が赤

1でも一通であがれるが7700点、ピンズのメンチンで決まれば最低18000点。どうしようかなとか思ってたら次巡まん丸な(1)をツモ、サッと1を切る。10巡目くらいの話、当然ピンズが高いからダマ。ってかこれってリーチあるのか?ダマの跳満以上はまず曲げない。

「あれ、これって1-4-7ピン待ちだよな?」単純な形ながら迷ってたら上の若者からすぐに(1)が出てそれは迷わず「ロン」w、24000点は彼がトンでラストだ。

初戦をトップで飾り2戦目もトップを取る、上の若者は全局参加タイプで勝手に落ちて来てくれるし下の院生は点数計算も出来なければあがりもしないからもうチンチンになってた。ソバ屋が強い、この人だけマークしてればいいか、なんて気分に。

「飛行機で帰ろうかな」

なんてまたものん気なコト考えてると、途端に3戦目から暗雲が立ち込めた。

よくあることだけど、オレと誰かの2軒リーチになって好調のオレがマークされてオレの現物で振り込まれて勝負手があがれなかったり、たったの4メンチャンの親リーチ打つと3枚切れのカンチャンでゼンツされて負けたり。。

10回に7回くらいは勝算のある勝負でも裏目ばかり引けば負ける、俺がそう思ってるだけなのかもしれないけどみるみる内にボロボロになってしまった。。そこからが正に氷河期で最初の貯金を無残に吐き出してしまった、何がいけなかったんだろう?

ただ、そこら辺を完全に理解出来ればまだまだ強くなれる気がする。まぁ、そんな日は来ないんだろうけど。

飛行機で帰ろうと思ってたのがヒッチハイクで帰らなければならなくなりそう、これはいかん。しかも携帯が鳴る、さっき電話した友人の家に行って彼の奥さんと子どもに会いに行く約束をしたのだ。泣く泣くラス半を入れる、ホントだったら明日まで打ってたいくらいアツかった。。

カゴを見るとトップ取ればまぁチャラくらいか、是が非でもトップが取りたいものだった。集中してトップ取れるならいくらでも集中するけどそんなもんでもない、けどこんなギリギリの勝負って結構オレは強かったりする(じゃあいつもそうやればいいのにとはホント思う)。

集中力を増したw最後は出来るだけ丁寧な打ち回しで細かくあがりを拾ってなんとかトップ目に居た、こんな時は荒れ場よりは小場のほうがやり易い。

オーラス、院生だけ完全にラス目で3者に誰でもトップ目があった。若者は2位でオレから52直か満ツモ、3位の強いソバ屋は親で親満一発で総マクリだ。

オレは全くあがりは望めそうもない配牌だった、しかも5巡目に上の若者が出し抜けに宣言した。

「オレ、逆転手出来た~!」

だって、わざわざそんなコト言われたもんだから一列目からオリを余儀なくされた。若者はそっからオールツモ切りだしソバ屋はバシバシ行っている、しかし決着は意外と早く着いた。

9巡目にソバ屋の手出した3に若者が「ロン」、一通赤のペン3で5200点だ。しかし52だと2位にしかならない。トップはオレというコトになる、

「あっ、次ツモってるよぉ~。」

彼の次のツモは何と3だったらしい。ソバ屋が3を切らなければ彼がツモってトップだったし、彼がもし見逃してツモ牌が3じゃなくてツモ切りしたらオレが3を合わせて振り込んでいただろう。絶妙なタイミングでトップ、ホントに僥倖だ。

聞けばソバ屋と若者はビンタをしていたらしい、だからあがったとのこと。様々な勝負のアヤが最後はオレによく作用してくれたようだった。

換金するとなんと千円ちょっと浮きw、あぁよかった。

「麻雀って起こり得ることしか起きないんだな、けど起き得ることは何でも起きるんだな。」当たり前のコト考えつつ帰途に着いた、でもだから面白いんだろう。

久しぶりに飛び込みで入ったけどなかなかいいもんだ、ちょっぴりスリリングで。

またそんなコトやってみるか、なんてこれまたのん気なコトを少しだけ考えたのだった…。


追記:友人に聞いたら件の雀荘は潰れてしまったらしい、麻雀人口ってやっぱり少ないんだなと実感した。
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払い方を上手ぶりたくて

麻雀が打てるなぁって思う瞬間はいろいろあるけどキラリと光るセンスが発揮されるのが点棒の払い方だ、経験上麻雀が強い人は得てして点数の出し方も上手い。

コト自分は高校生時代の数学のテストは赤点を取るために受けるような有様で出来なかったからなんだか嫌いになってそのまま放置してた、当然計算は苦手。けど麻雀のあがった時の点数計算は瞬時に出来るし点棒の支払いなどは一応「上手ぶれ」る、でもそれは単に「慣れ」と「上手い人のコピー」をしただけだ。

覚えた当初は確かに遅かった、けど師匠がそういうの大嫌いだったからよく怒られた。彼がオレのプレイするゲーセンのネット麻雀を観戦してる時などはトップとの点差と自分と他家の点差を表示する機能を使っただけで叱られた、「何故覚えていない?」それが彼の言い分だった。

「3人分覚えとけばいいんだよ、自分のは見れば分かるんだから。全部で10万点になるゲームなんだから簡単だろ?これだから手積みやってないヤツはダメなんだ。」

と言いたい放題、でもそれ以来ある程度は記憶出来るようになった。でもそれは飽きる程の反復練習をしたから、点数の払い方もホントにマネして覚えただけだ。

けどそういうのが気になり出すと普段の買い物などでも払い方に気を使い出す、一緒にいる人にも同じコトを求める辺りがある意味病的だ。

一つエピソードを。友達が数百円の買い物に1万円を出してたから文句を言ったらお釣りの小銭を全部募金箱に入れてた、「小銭はかさばるから持ちたくない」とのコト。そんな金持ちは豆腐の角に頭をぶつけて死んじまえと思うのは何もオレだけではないはずだ、と、こんなコトがあった。

次はオレの今日の実戦譜から、スーパーにて。缶ビールとか買ったら会計が760円、財布には100円が7枚、10円が5枚、5円が1枚、1円が3枚というツカないぶり。買い物も点棒もバックがスリムなのが味のある払い方、1000円と小銭で500円バックが妥当だろう。

「じゃあ1210円で。」

レジ係に怪訝な顔をされる。

「450円のお返しです。」

「…。。」

最低だ、何を勘違いしたんだろう?ムチャクチャ恥ずかしかった、袋をひったくるように足早にスーパーを後にした。

お師さん、やっぱりまだまだ自分はダメです。まだ「上手ぶり」の域を出ない、豆腐の角に頭をぶつけるべきはオレだった…。


追記:10円が5枚あるのは多分どっかでミスをしているはず、今でも上手ぶりの域を出ないが。。
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麻雀を教えてくれたゲーム

あれは小学生だったか、兄貴が誰かに借りてきたファミコンソフトが原点だったと思う。

「東風」というそのゲーム、中国だかの大会に出て優勝したら賞品が「何でも願いを一つ叶えてくれる」で亡くなった妹を生き返らせようと兄が奮闘するというストーリー。

牌を持ってくると「気」ってやつが溜まってそれを使うと「天神ツモ」という一発ツモが出来る、まぁどこにでもあるなんでもありのゲームだった。待ち牌を教えてくれるという親切な機能がついていた、よく訳も分からずやったものだ。

「ポン、チー、ロン!あれ?ロン出来ない?」という初心者にありがち過ぎる役無しミスをした、けど基本的な役はこのゲームで覚えたと思う。

最近某動画サイトでこのゲームの動画を見つけて見てみた、「あぁ、懐かしいな。」ってノスタルジーを感じる。けどどうやらコントローラーを上下すると手牌を何枚でも交換出来るらしい。役満を連発してしまいには手牌を全部同じ牌にしてあがったり…、どうやら麻雀を教えてくれたこのゲームはとんでもないクソゲーだったようだった。。

麻雀ってクソゲーなのかな?けどつまらなかったらこんなに熱中しなかったと思うしなぁ。でも覚えてよかったと思ってる、そこに何があるのかなんて一生分からないくても…。

しかしあのゲームあんな裏ワザあったんだな、小学生の頃知ってたら役満しか覚えなかったんじゃないかなんて思ったりして。さらにそしたら10年後とかにハマったりもしてなかったかもなんて、すっかり水っぽくなったウイスキーを飲んでいる。考えても詮無きコトであることは知っている、それでも―

やっぱり好きなんだという結論でいいかって止め処ない思考に想いを巡らせているのだった…。


追記:確か国士とチートイツくらいしか知らなかったと思う、当時はあまり面白いとは感じなかった。
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祝今年初役満とロマンチック

相も変わらず風邪気味なオイラ、けどそれでもタバコは吸いたい酒も飲みたいだからなかなか治らない。

ふと何年か前の自分を思い出すような機会があってその頃を振り返る、仕事まで後数時間、無性に牌を握りたかった。

座って2回目の半荘の親番、手が入る。

西西西(888)南南55六六東 ツモ南 東二局、ドラなし

下家に動かれたばかりの直後、南が入る。ツモり四暗刻のテンパイ、リーチするのかしないのかよく迷うけどテンパイ即リーチを打った。巡目は7巡目とか、選択を迷わないような手組みにしておきたくて早めにリャンメンを嫌った、関連牌は1枚も出てなかった。

カン材が3つもあるから盲牌に頼るといつものクセでそのままツモ切ってしまいそうで慎重に一発目を目視、赤が見えてそのままツモ。

西西西(888)南南南55六六 パラツモ 赤5 

「16000オール、7枚(チップ)です。」

こないだあがった時もそうだけど不思議と気分の高揚はない、ホントに役満にあんまご縁がないってのにだ。けど思うのは役満ってあがれる時はテンパイからあがるまでが短いと思う、今日だってトイトイ三暗刻をツモっただけか。

何はともあれ今年初の役満、次いつあがれるか分からないから喜んでおこうかな。こないだすごい四暗刻のあがり逃しの話聞いたばっかりだから嬉しい、一枚目のポンテンは見送ってみようかな、なんて思って少しだけまた―

ロマンチックになった気がした…。
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理牌

年末に部屋を少しだけ掃除していると一冊の本が見つかる、よく行く雀荘の店長がタイトルを取った時のその団体の雑誌だった。そういえば頂いた記憶がある、久しぶりに開いてみた。

その中に受賞のコメントが載っていた、

「私は先輩の教え通り対局中一切理牌をしないで打ってきました…」

とこんなコメント。理牌というのは牌を同じ種類ごとに並べ替えることだ、オレも普段何も考えずやっているがノー理牌は難しいと思う。ふとこないだ会った時聞いてみた、

「全く理牌しないで打てるんですか?」

「いや、うちの団体は理牌禁止なんですよ。」

だって。ただ並べ替えるのが禁止ってのは驚いた。

「一色手でも大丈夫なんですか?」

「はい。」

とのこと、同じ種類の一色手を並べないで理解するのはかなり難しい。そこでオレも挑戦してみた、ただ並べないだけさ、簡単だ。

と、ところが思いのほか難しい。。単純な並びなら理解出来るけど複合形の鳴きなんて出来やしない、頭では並べてるつもりだけどやっぱりある程度理牌してないとちゃんと打てないみたいだった。

その店長氏はオレのメンチン手をチラッと見て後で

「いい七面張でしたね」

とか言う。

「あぁ、七面張だったんですか。」

とか言ってるオレはやはりしっかり並べて打ったほうがよさそうだ、けどクセの昇順と降順をランダムで理牌をするのはこれからも続けたい。オレの目指すスタイルはいかにキズをなくすか、それに尽きるからだ。理牌のクセで自分にキズを作る、これだけは避けたい愚行だと思っている。

そういえば師匠も理牌をしない、けど倒す時には必ず理牌をしないといけないから高速で並べ替える。それがカッコイイと思ったコトもあるけど並べてないせいで遅いくらいなら理牌して打ったほうが良さそうだ、カッコつけて周りに迷惑を掛けても仕方がない。

師匠に「どうやったら出来るかな?」って聞いたコトがある、その答えは―

「頭では並んでるだろ?後はどこが入ったら受け入れが何枚とか考えるのは一緒だよ。」

「う、うん。そうだね。」

そこまで考えてたっけかな?けど最近ではあんまり序盤は並べなかったりするからこれから一つでも何かになるなら練習してみようと思う、まぁこれだけ身に付けてどうしようもないスキルもないとはホントに思う。

麻雀は同じ配牌とは二度と出会えないと言う、並べた時にいつもキレイなように―

努力はしたいものだ…。
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エースと呼ばれる男

「お師さん、正月を迎えるには財布が乏しいので一緒に麻雀を打ってくれませんか?」

師匠に電話を入れる、彼からは飲みの誘いしか来ないしオレはこんな電話しかしない。仕事が終わった後、都内某所に集まった。

少し酒を飲んでさぁどこに行こうかと迷う、オレも彼もこの街に詳しくない。どこでもいいかと少し先にあった店に入ってみた、当然のように2人とも新規だった。

お決まりのルール説明、「当店はピンと0,5の2レートがございまして…、フリー雀荘はよく行かれますか?」

「あぁ、まぁ。」オレはこんな答え、彼はなんて言うかとても気になる。

「たまに。」ボソッっと一言だけ、話はそこそこにルール表を眺めてた。

「0,5ならお2人早速行けますけど?」

「オレはいいや、お前どうする?」

聞かれたけどここをスルーしてピンで彼と同卓になるのは避けたい、オレだけ入るコトにした。

「じゃあご新規のお客様の卓に当店のエースが本走で入らせて頂きます。」

エース?現れたのは20歳そこそこと思われる若者。オレはてっきり先入観で麻雀分かってますよ的な嫌いな部類の打ち手かと思った、能書きばかり多い若者は好きじゃない。

と、ところがホントに上手い。発声はハキハキしてて物腰も穏やか、メンバーの素養は全て備えているような若者だった。2回同卓して彼は1,2位、オレはなんとか2,1位。ってより2人しかあがってなかった、そりゃつまらないだろう他の2人はやめてしまった。

「ピンならすぐにやりますけど?」

そんな流れで師匠、エース、オレ、店長というなんともイヤな卓で打つことになってしまった。

「2回くらいでいいだろ?」

「うん、早く飲み行こうぜ。」

こんな会話でスタート、展開は先制リーチするのはいつもオレであがれたりあがれなかったり。師匠はたまにリーチ打つとしっかりあがり切る、エースのリーチはことごとく師匠が捌いた。店長さんは…、あんま参加してなかった。。

結果は当然のように師匠に2連勝された、けどオレもなんとか2連続2位で踏ん張った。エースは2連続3位で店長が2ラスだった、負けなかっただけいい。しかし悔しい、けどまだまだ彼との差は埋められそうもなかった。

帰り際聞いてみる、

「なんでエースって呼ばれてるの?」

そりゃ強いからだろうけどなんとなく。

「僕、ここにほとんど毎日いて月に500半荘は本走するんですけど成績がまぁまぁなんで店長がふざけてそう呼ぶんです。」

「じゃあ、ゲーム代くらいで済んでるんだ?」

「いえ、ゲーム代負けはしてません。」

「えっ、ムチャクチャ強いじゃん。」

「けど今日はお2人に完全にやられちゃったから…、僕なんてまだまだです。」

師匠はともかくオレはたまたまなんだが謙虚だな、オレもその心を失わないでいたいもんだ。

「今度も一緒に打ちたいですね、またお願いします!」

帰り際こんな言葉を掛けてくれる、少しだけ解説すると雀荘のメンバーって給料でゲーム代とか負けた分を払うんだけどこれ以上に勝とうと思ったらそれはそれはケダモノのような成績でなければならない。しかも500回とか打ってそれを維持できるのはホントにすごいと思う、エースと言われるだけのことはある。

「在野の強者っているもんだな」

そんな人と出会うのがフリー雀荘巡りの楽しみだっけな、そんなコトを思いつつ最近また復活した安く、ヘルシーで、酔えるホッピーを飲んだ。

「今度は競艇行こうな。」

「いや、ギャンブルはいいよ。それより次回はアナタが強過ぎるのでノリでお願いします。」

ノリってのは収支を折半するコト、なんで今日そうしなかったのか思わず考える。けど、もう―

後の祭りだった…。
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総打荘数

牌にまみれた生活も早数年、最近では随分減ったとはいえ以前は起きてるときはずっとで寝てる時でさえ牌を握っていた。こないだ酒席でふと話題に上ったのは「今まで一体何回打ってきてるか?」って話だった。

一つの通過点に「一万半荘」というのがあると思う、1日5回打ったとして2000日。こう言うとなんだか途方もない数字に思える、前にも書いたけど半荘は大体一回40分とか。オレは…、何回くらい打ったかなぁ?

分かりうるデータを調べてみる、結論から言えば一万以上は確実ってのがリアルな数字だった。データは各種ゲームの履歴、以前の手帳の収支表などから算出。ゲームはいい、ちゃんと成績が残るから。後、手帳。日にちと行った店と打った回数と収支が書いてある、「メンホン四暗刻あがった☆」だったり「倍満チートイ打った、フォック!」とかが書いてある。見るとなかなかイイ成績だった、回数が問題だとは全く思わない。

けどさすがに二万回は行かないようだ、こないだ飲んだ同い年の麻雀に身も心も捧げたような2人は「確実に二万回以上からスタート」と言っていた。やはり彼らは強いと思うし、けど以前打ったオジサンは「兄ちゃんやるじゃなぇか、でもなこちとら雀歴30年よ」と言いながらオレに2万両のお小遣いをくれた。長さと強さの因果関係は不明、けど比例関係にあって欲しい。オレらは短期集中的にとんでもない回数を打っている、要は―狂っているのだ。

時間に直すのはなんかイヤだからやめた、やめはしないだろうけど強くなりたいし楽しみたいし勝ちたいし。どこまでも貪欲に打てばそれでいいか、妥協にも似た自己完結をする。

これからは麻雀に費やした時間以上を音楽に費やさなければならないだろう、麻雀は何だかんだ言って楽しいから続けてきたのだと思う。音楽もそれと同じくらい好きだから、ずっと続いて行くのだろう。だってそうしなければ到底欲しいものは手に入らない、そんなに甘いもんじゃない。分かってて飛び込んだ、もう戻れない。

反省と改善しようとする努力、それの繰り返し。136枚のタイルを繋げたらきっとメビウスの輪が出来る、麻雀―

何回打ったら少しでも答えをくれるんだろうか…?


追記:今日は会社の忘年会、終わったら2次会で麻雀があるらしい。初めて行く業界の麻雀は東風戦とのコト、1−2−4で祝儀は1000。話に聞くと強い人が多いらしい、オレも麻雀ばっかしてた青春だったから負けてられない。でもほぼ鉄砲(無一文)だからそもそも参加権があるのか?詳しくはまた後日…。



追記2:ゲームの数も入れていいならそろそろ大台を突破しただろうか?増えていいことは何も無いが。
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秋刀魚に悪の花が咲く?

体の調子が悪くって引きこもってると外に連れ出してくれる友人がいたりする、そうすると久しぶりに会う友人と会ったりした。

彼はオレと同級生でその日がバースデー・イヴだった、酒を飲んだ後深夜の公園でバースデー・ソングをア・カペラで。まだまだ完治はしてないけど思いを込めて歌う、ホントにおめでとう。

その彼はどうやら麻雀はすっかりしなくなったらしい、「そのうちしなくてもよくなるよ、三麻のほうが面白かったりするし。」こんなコトを言っていた。

三人麻雀か、オレは今まで全くと言っていいほどやらないで来た。それには理由があって、師匠に言われた言葉のせいだ。

「三麻はな、悪の花だ。お前みたいなのは狂うとどこまでも狂うからやらないほうがいい、いいか、これは忠告だからな。」

オレのコトをよく知る彼にそう言われたもんだからなんとなく近づかないでおいた、だからルールすら知らなかった。

冒頭の彼は元雀荘で働いていた人なんだけど彼の後輩にあたる若手たちが最近三麻にご執心らしい、オレも観戦させてもらった。

なるほど、確かにスピード感がある。それに一局精算とかだから手っ取り早い、中毒性があるように思えた。けどみんな気のイイ連中なのに仲間内でやり取りしてるのは大丈夫なのだろうか?展開が一方的になりがちだから外野のくせにそんないらぬ心配をしてしまったのだった。

でも見てて思ったのはやっぱりちょっと違うゲームだなって、効率は上手くなりそうだけど半荘単位でゲームを作るって感じじゃなかったから。戦法を教わったりしたけどどうやらオレがやることもなさそう、だって―

スピード感は雀ピューターでもうコリゴリ…。


追記:結局今でも秋刀魚はやっていない、友人でどえらい負け方をしたという話を聞いてすっかりやる気がなくなってしまった。。
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客観視された自分のスタイル

最近は少し麻雀を打つ機会が増えたような気もしなくもない、ストレス解消って言えばそうだし周りがみんなやるからってコトもある。

最近の話、体調が悪く仕事に行けそうもなかったがどうしても来て欲しいと言われ仕方なく向かった。家に来ていてオフだった「ロンッス」な彼が職場の駅まで付いて来てくれる、

「仕事終わるまで待ってますよ。」

「えっ、悪いよ。何してるの?」

「えっ?、麻雀に決まってるじゃないですか。」

とのこと。普段とは違う仕事を何とか終える、電話をするとまだ打っているという。オレも行って見る、体調もだいぶマシになってたから。

ところがこの雀荘、地元の常連客で持っているようなトコで繁華街の雀荘なら全員出禁みたいな連中の巣窟。あぁ、なんだかこういうの久しぶりだな。オレも多少はイライラしながらも同卓で勝ち切れた、彼のアベレージの高さには毎回驚かされる。

2人で帰ってくるとこれまたサラリーマンがギリギリのBさんもやって来る、ふとしたきっかけでビール代を賭けてネット麻雀で闘うことになった。変わりばんこで一回勝負、こういうのも楽しい。

2人がオレの手順を見てたんだけど違和感を覚えたらしい、「腰軽」だって。要するに仕掛けが早いってコトだ、「昔はそんなじゃなかった」とか言われる。なんだか不安になる、そう思ってたらラスだった。。

自分の手順など深く考えるコトなんてなかった、でも一緒に1000半荘くらい打った連中に見てもらうとふと冷静になった。

そういえば自分を見つめる機会などない、麻雀は性格が出るとよく言われる。元来せっかちな性格だと思ってるけど急いでも仕方ない、もっと深いところに答えはあるのかもしれなかった。

麻雀だけじゃない、もっと応用したい。多分自分のスタイルってヤツがあって、それを見ていてくれる人もいるからそう思う。麻雀は勝敗だけだけど、実生活はもっといろんな答えがある。

麻雀は厚く打ってみよう、生活は余裕を持って取り組もう。そう決めた、決めたら話は早そうだった…。
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今、何シャンテン?

打つ回数は随分減ったがやはり自分は麻雀が好きらしい、そんなコトをふと感じる。似たような仲間と飲みに行くと大概が麻雀の話だったり、けど仕事のグチで終わるような飲み会はつまらない。

友達の妹とその仲間が最近随分と麻雀にご執心らしい、こないだ質問を受けた。

「この手牌なんだけど何を切ったらいいのかなぁ?」

「ん?どれどれ?」

見ればメンツ手寄りの2シャンテンの手、あがってもせいぜいがツモ裏1で1000、2000が関の山のような手だ。

「あぁ、これは難しいね。関連牌が出てないならセンスと指運任せしかないかな、だって麻雀と恋愛は2シャンテンが一番大事なのだよ。」

名言なようで何の説得力もないコトを言う、けど強ち間違いな気もしない。配牌もらって少し手を加えた3か2シャンテン、ここが一番腕や感性の見せ所のような気がしてならない。恋愛なら出会いからお互いを少し知った所か、うん、一番大事かも。

麻雀の勝敗は実力が拮抗すればするほどものすごく小さなところで決まると思っている、ここでの捌きが見た目以上に大きく勝敗を左右する。赤や裏ドラが「スパイス」なら2シャンテンの捌きは麻雀の「コク」だ、どちらも味を決める決定打になり得る。

恋愛でもそうだ、出会ったばかりからツモ切りを繰り返していては進展など望めるはずもない。あぁ、オレも捌き下手だな…、などとこれ以上のこじ付けはやめよう。

その女子大生軍団から近々挑戦を受けた、オレも誰か連れてってキャリアの違いを見せたい。とこだけどオレは麻雀に関しては謙虚なもので必ず勝てるなどとは思わない、2シャンテンの捌きを間違えばまず持ってかれてしまうだろう。どうなることやら、まぁ楽しみだ。

20歳か、まったくいいよな、人生もまだ3シャンテンとかだと。選択肢と未来、あがり形は無限だから。そういえば自分のシャンテンはいまいくつなんだ?とっくにあがっててもおかしくはないのに、じゃあ何なんだ?いい配牌をもらってたのにさんざこねくり回した挙句に最悪の「あがり逃し」でもしたんだろうか…?

「まったく冗談じゃないぜ。」

と、一人ごちる午前様。結局目の前の目標を一つずつ片付けるしかない、けど明日は無性に麻雀を打ちたくなりそうだった…。
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「ロンッス」な彼と語る盆面について

彼と出会ったのは雀荘だった、最初は何歳かも分からなかったし話すコトもなかった。けどいつしか同卓する機会があって、気付いたら仲良くなっていた。

この男、大層な麻雀狂でその麻雀人生と麻雀愛は聞く者を圧倒する。5千馬身なんて朝飯前で負けたら明日が無いような勝負を繰り返していたらしい、あらゆるギャンブルに精通しているし。麻雀もやはり強い、その端整な容姿からは想像も出来ないほどいろんな麻雀を経験してきているのである。

しかもこの男、酒が大好きときたものだからオレとは気が合う。さんざ打ち合ってはそれを肴に飲んだものだ、話も酒も麻雀も終わりはない。

この間飲んでいる時、ふと仲良くなったきっかけが話題になる。ふと思い出すと印象的だったコトを思い出した、ビールからウイスキーを何種類か飲みながら語る。

「牌倒す時さ、ロンッスって言ってたんだよね。それであぁ、こいつオレと似てるなって思ったんだよね。」

こんな話。会った時は知らなかったけど彼もまたいろんな雀荘へ単身乗り込んで行っては勝負していたとのこと、そこでやはりいろんな所作を学んだようだ。

オレも知らない街に行って麻雀を打ち回っていた、そこではオレが最年少なのが当たり前だった。しかも雰囲気が悪い店なんてのは腐る程ある訳で…、ただ勝てばそれでいいかというとそうでもなかった。危険なエピソードも数え切れない、けど幸い巻き込まれるコトもお互いなかった。そこで思うのは賭場での所作、「盆面」(ボンヅラ)についてだった。

負ける分には金を払うだけでいいからいいかもしれないが勝つには同卓者にも納得する理由がいる思う、だから盆面はよくなければならない。なにも卑屈になれと言うのではない、自分の置かれた立場を理解すればそこでの振舞い方は自ずと分かるはずである。

こないだ彼を麻雀に誘ったら断られたコトがある、「あそこはマナ悪の若者が多いからイヤですよ」だって。そういえば最近はなんだか残念な若者が多いような気がする、そんな話をした。

こんなコト話しながら正しいロンッスの言い方で盛り上がる、おっとまたテキーラですか?自分そろそろ限界なんですけど。。

上手く見せようとだけしてどうする?こんなトコで天狗になってどうする?競技プロの真似事なら小銭を賭けたバクチなどで納得するべきではない。もっと広い世界に目を向けるべきだ、そしたらオレらが正しかったと分かってもらえる気がしてならなかった。

ついこないだ彼と同卓でフリーを打った、麻雀になれば真剣勝負だ。イイ卓だったからのっけから本気モード、そんな卓で2人でずっとワン、ツー(1位、2位)を繰り返す。イイ卓で勝てれば自信にも繋がる、難しいんだろうけど納得して打ちたいものだ。

2人とも浮いたからまた酒、負けた時によく飲んだCCをロックで。

「酒は裏切らないけど麻雀はよく裏切ってくれるよね。」

こんなコトを言いつつ笑い合う、ふと疑問に思ったコトを聞いてみる。

「さすがにもう麻雀は打てないでしょ?」

結構打ったし、酒も相当飲んでたから聞いてみた。返事は彼らしいもので―

「いや全然打てますよ、寝ながらでも打てます。」

だって。サラリーマンになったら弱くなるとか言ったけど彼には当てはまりそうもない、また打ち合うのが今から楽しみだった…。
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サラリーマンになったら麻雀が弱くなるって神話

以前こんな話を聞いたことがある、学生を終えて社会に出ると麻雀が弱くなるって話だ。

大学を5年に進級した時に就職した友達たちとセットをした、みんな疲れてるんだか知らないけど弱くなったような気がしてた。

「お小遣いもらっちゃって悪いね」

と悪びれずに言うと、

「やかましい、このニートが!そのうち分かるさ。」

と返された。今では自分も一応社会人になった、打つ回数も随分減った。打ちたいとは今でも思う、けどそれを許さないのが現実のようだ。

なんでなんだろうか?けど今なら少しだけ答えを出せるような気がした。

会社勤めなんてやってると待っているのはルーティーンワークと時間やノルマに追われる日々、成れの果てにあるのは過労と極度の蓄積されていくストレスだ。当然疲れるし空いた時間も寝に当てなければ体が持たない、そんな状態で打った麻雀で結果など残せる訳もないだろう。

腹の中でドス黒い風船を膨らませながら卓に着く、どこか上の空な自分を感じる。鳴きの判断も遅いし、複雑な待ちなど瞬時に出てこない。これは弱くなる訳だ、くたびれたくはないもんだとずっと思ってはいたんだけれども。

ある友人が言っていた、

曰く、日本はホントは豊かなんかじゃないんだよ。

別の友人が言っていた、

曰く、日本人は皆一様に生き急いでいると。

確かにそうなのかもしれない、ロックのスタンダードナンバー「slow down」が卓に着いているときに頭の中で流れ出した。あぁ、麻雀くらいあの歌みたいに気持ちに余裕を持って打ちたいものだ。

こんなコトを書きながらコニャックを飲む午前様、今日の仕事を思うとなんだか気分はブルー。社会人になったら弱くなるってのは神話などではない、ごく身近で起きるありふれた悲しい現実でしかないようだ。

けど、一番知りたいコトは―

疲れた体を引きずってまで雀荘に向かうのは一体何に駆り立てられてなんだろうってコトだった…。
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師匠との対話

最近師匠に呼ばれる機会があって一緒に酒を飲んだ、まぁ大して長い時間じゃないし麻雀を打ったりは出来なかったんだけど。

彼とは予備校で同級だった、浪人することにして横浜にフラリと現れたオレは当初誰も知らなかったし進んで話をしようともしていなかった。

「でもさ、お前目立ってたよ。」

そう彼は述懐した、後に人生を変えることになるバンドメンバーと出会ったのもここだった。いろんなヤツと知り合って、そこからはバンドにどんどんのめり込んで行って…予備校にあまり寄り付かなくなった。

「あのさ、チンチロやったの覚えてるか?」

「あぁ、なんとなく。」

酒好き、ギャンブル好きな連中が集まって広い部屋を持つ友達の家に大勢で押しかけた時の話だった。隣りの部屋では麻雀をやってて、こっちの部屋ではスト2やマリオカートに金を賭けるという狂った夜だった。当時は「なんで麻雀なんて夜通し出来るんだろう?」って本気で思ってた、だからガイル少佐とノコノコを操って小銭を稼いでた。

「チンチロやろうぜ」

不意に誰かが言い出した、それならルールを知ってるからオレも参加することにした。丼に3つのサイコロを投げ込むだけのゲーム、これだけなのに不思議とオレは得意だった。結構動いちゃうんだけどせっせと丼にサイコロを投げ込んではカチャカチャと音を立てて目が出るのを待つ、その刹那が好きだった。

ある親番の時、キレイな目が出た。ピンゾロ(1が3つ)だ、5倍づけでやってたからこの1投で相当儲けたことになる。

「マジかよ!?当然倍プッシュ(倍額賭けるコト)受けるよな?」

アツくなってみんながかぶせてくる、その中に師匠もいた。

「浮いてるし、まぁいいよ。」

軽い気持ちで受けてまた投げ込む、跳ね回って止まったサイコロはさっきと同じ出目で停止した。

「…もう、やめだ。」

みんな一様にあきれ返っていたらしい、忘れかけてた話だった。

「けどさ、お前帰り際何て言ったか覚えてるか?」

「さぁ、忘れたよ。」当然覚えていなかった。

「欲しいレコードがあるんだよね、買いに行かなきゃ。じゃあ、また。」とほざいたらしい、なんとマイペースでイヤなヤツだろうか。6年前くらいのコトながら恥ずかしい、けどそんな時代だった気がする。

「そん時の印象が強くってさ、お前が麻雀と出会ってのめり込んだのも当然の成り行きと思う訳よ。」

あぁ、そうなのかな?偶然だと思うけど、それを必然にしたいとは思う。随分と湿っぽくなってしまった、違う話題に変える。

「そういえばさ、麻雀の大会に出ない?」

雑誌で見た大会に彼を誘ってみる、賞金がすごかったから。

「ダメだよ、負けたら血の出る勝負ばっかりして来たから会いたくない人なんてたくさんいるし。今更傷口を開くようなマネはしたくない、正直恐いわ。」

だって、そっか顔とか出すといろいろ面倒なのか。一人で行くほどでもないしな、オレもそういえば傷口あるな。うん、やめておこう。

「音楽やっとけって、あ、でも競艇場は行こうな。」

不意に出た昔話と時を経た今。いつも通りショートホープを深く吸い込んで顔の前の煙に顔をしかめる、その仕草がカッコイイ。憧れ、とも違う何か。到底彼のマネは出来ないが彼の何かを吸収してみたい、オレのフィルターを通して何が出来るのかが―

楽しみでしょうがない夜だった…。


追記:オレが久々に横浜に行った時に馴染みの居酒屋で昔話でもするかと思えば閉店までずっとチンチロをやってたっけ、なぜかバカ吹きしたけど調子に乗ってたら結局無くなった。

勝ってるから、という理由でレコードを買いに行ける自分に戻りたくなった。
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半ツキが一番負けるって本当だ

その日は朝から仕事があって2時くらいに終わった、会社から駅まで歩いていると「麻雀」の看板に目が行くのは当然のことだ。

前から気になってた定食屋の前に看板が出ている、「ランチ丼が390円!」だって。ザンクね、そういえば何も食べていないな、入ってみた。「ランチ丼とビール下さい」オーダーしてタバコを1本吸うと出て来た、見るとナスがごっそり乗ったナス丼だった。

食べ物の好き嫌いってあんまりないけどどうしても食べられないものがある、それがナスだ。ご飯を少しだけ食べて残してしまう、ツイてない。

横浜に行ってタバコの自販機でタバコを買う、1000円入れて320円のラッキーストライクを購入。お釣りの680円が…全部100円と10円で出てくる、なんか雲行きが怪しいぞ。。

麻雀を打ちに行く、さっきまでのコトなど忘れてた。東場の親でスゴイ手が入る、

一一二二三五五六六八八九九 ドラ九 五が赤

上家のオタ風ポンで2つ入って来てテンパイ、泣く子も黙るというか泣く子も裸足で逃げ出してしまいたくなるようなダマトリプル。頑張って仕事して来た甲斐があったなぁ、是非あがりたいものだ。

下家の2ピンに上家がロン、鳴き一通の1000点。あぁ、あがれなかったか、牌を伏せて流し込んだ。

ところがこの日は手が面白いように入るもののそのあがりを公開して点棒をもらえる段にならない、リーチ負けばかりする。けどこんなことはよくあることだしリーチしたことになんの後悔もない、反撃のきっかけを待っていた。

しばらくオリてばかりいて後の南場の親番でまたも美人な手が入った、

「やっと巡り会えた…」

きっと天国の隆さんもそう言うだろうその手は最終形と呼べる形に仕上がる。

345678三四五五(345) ドラ五 赤が3つ

今度も泣く子が目も合わせてくれないようなダマ親倍、ふと持ってきた1をツモ切ると下家からロンの声。役牌ドラで2000点、仮テンとしか思えない1単騎だった。。

「…。。」

その半荘で席を立った、こんな日は打たないに限る。半ツキ(半分だけツイている状態)はやっぱり一番負ける、なまじ手が入るからオリられないからだ。でも雀荘までに起きたコトとの因果関係は不明なんだけど…。

全く仕事への意欲を失っていたものの驚く程集中して終える、あんまり悔しくって会社の近くで打ったらお釣りが来るほど勝った。帰り道、ふと師匠の言葉を思い出した。

「男の勝負は忍者に限る」(忍者は自動卓のブランド)

うん、これもまた本当だ…。
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友達の妹とフリーデビューの相談

以前「友達の妹に麻雀を教える」の回で書いたコがフリー雀荘に行ってみたいと言っているとのコト、どっか連れてってと言う。彼女はおねだりをするだけでいい、年下の特権だ。

「じゃあどっか連れてくよ、何か希望ある?」

と聞くと、

「どこでも一緒じゃないの?あっ、あと5万円くらい持ってけばいい?」

「…どんな店行こうとしてんのよ?2万もあれば十分だよ。」

「あっ、そうなんだ。それよりね、こないだの手牌が…」

と話が続く。20の女のコの天真爛漫さが爆発、けど格段に進歩している。若いっていいな、何でも吸収しちゃうから。

「でさぁ、この手がイチサン、ニーロクにしかならなかったんだよ!?」

「イチサン、ニーロクって…。」

元気だな、けどこれなら周りに迷惑掛けたりしなさそうだからどっか行ってみようかな。最近また新しい店行くのが楽しくなっている、麻雀に時間を割けなくなったのが残念だ。

「サシウマっていうのする?」

「そんな言葉覚えなくていいから!」

心配だな、あんまりどっぷりハマらないといいけど。でも最初の一回くらいは行ってみてもいいと思う、それでハマるハマらないは本人の自由だ。

少しだけ楽しみ、ただ一つ気がかりなのは―

友達の麻雀をしない彼女の兄はオレの100倍くらい心配してるだろうなってコトだ…。
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誕生日記念デカピンセット Ⅱ

誕生日祝いのセットだって行ってみたら随分と背伸びしたレートでやることになってしまったのが前回までの話。

まぁ、やることはいつもやってる麻雀か。そうは到底思えなかったけど無理矢理そう思って卓に着いた、○万円勝ったらとかは思えなかった。けどみんなは昨日から打ってるから体力は一番ありそうだな、そんなコトを思ってた。

今日の面子は、師匠B、医大生T、ニートのS、I、そしてオレ。Iとは初めて打つ、みんなはそれぞれ痺れる麻雀打って来てる曲者たちだ。オレが入って若干空気が変わったようなコト言ってたけどオレは全然落ち着かない、若干手が震えているような気がした。

座って最初の半荘から降りる局が多い、みんな固くなってるのか全員ノーテンが多い。大した点棒移動もないまま過ぎ去ったオレの南場の親番、沈黙を破ったのはIだった。

「カァー!チップありにしとけばよかった!」

勢いよく叩きつけて開かれた手牌は、

234567四五(56788) ツモ三 5五(5)が赤

赤セットの跳満、親っかぶりはオレ。当たり前の話だけど楽には勝たせてはくれない、終わった初戦は3位。10人しかいない兵隊のうち3人くらいがいなくなった、背中を冷たい汗が流れたような気がした。

2回戦目はトップ目にいたのをオーラスでまくられた2位、けどさっきの3位のヘコミは戻ってこない。マズイ、このままではジリ貧だ。トップが欲しい…、何かが切望してた。

3〜4回戦、2位とラス。これだけは避けなければならない痛恨のラスを食う、現金じゃなくて帳面での話だけどマズイ。あんなにいると思った兵隊もいなくなって、オレを守るものは何もないような気分。もう全部投げ出して逃げ出したいんだけどそうもいかない、トイレに駆け込んだ。

顔を洗う、鏡に映る顔は心なしか青ざめて見える。「マズイな…」誰にとも無く呟く、鏡に映る人はただそこにいるだけで何の答えもくれなかった。携帯を開く、待ち受け画面に少しだけ救いを見出したような気になって戻って行った。

5回戦目、何かが変わった気もしない。だが取った配牌は―

三34九(89)発発二発一九西 東一局、南家 ドラ2。

(7)か25でダブリーだ、親が第一打目を切る。山に手を伸ばす、盲牌の感覚はピンズ、しかも七つの丸が斜めに走る憎いアイツだ。

「リーチ!」ものすごいスピードで西を横に曲げる、ペンチャンが入ったら仕方ない。この手はあがりたい、いや、どうしてもあがりたかった。

「なんでダブリーなんか入んだよ」とみんなが好き勝手切ってきた一発目、何故かそこにいるような気がして伸ばした手はまるでそこに在ることを知っているかのようにものすごい速さで例の牌を手元に手繰り寄せた。

「ツモ!」いつもより少しだけオーバーに2を引きあがる、裏ドラこそ乗らなかったけど今日一番の高打点。6本折れの、値千金の跳満だ。

「オレの起家が二巡で終わりかよ?」親がぼやく、何故こんな手が入って最速であがれたのか?不思議なもんだけどそれが分かる日は一生来ないような気がした、けどこれが何かのきっかけになったのは紛れもない事実だった。

この12000点を守るのもいいがそこからは簡単だった、早く高い手が毎局のように入る。リーチすることに躊躇いもない、間違いなくオレの勝ちパターンだった。

結果は…、トップ。それも大トップと言える得点、急いで帳面を見るとまだ少しマイナスだった。まだ続けなきゃいけない、トップの喜びを噛み締めるヒマすらなかった。

最近連勝に恵まれないけどこの日もそうだった、ラス前で2位。オレが役牌をポンして2600を作ると3位のIからのリーチ、安牌は皆無。だから押した訳でもないけど無筋のドラと赤5ピンを押してあがり切る、オーラスはトップ目が軽く流して2位で終わった。

急いで帳面を見ると、プラス3になっていた。そこで口を開く、「これでオレは抜けるよ、人の金じゃムチャ出来ないからさ。」こんなセリフ。けど有無を言わさない語気があったと思う、もうヤケだった。

こうして解放された、個室雀荘ってカラオケみたいに電話が付いていてオーダーが出来る。ここの料金は持ってくれるって聞いてたから早速掛けてみた、メニューを見るとなんでもある。

「すいません、瓶ビールとカリカリたこ焼き下さい。」

師匠の後ろに陣取って観戦、やはり彼はとんでもなく強い。ビールが格別の味、気付かなかったけどノドがカラカラだったようだった。

「すいません、瓶ビールとイカリング下さい。」

外野になれば気楽なもので知ったような口をききながら観戦、師匠の高速理牌がカッコイイ。倒すまで僅か数秒、全く並べてない状態からだから見事なものだ、形から入るオレとしてはマネしてみたい技である。

「すいません、瓶ビールとホッケ下さい。」

「居酒屋かよ!」

突っ込まれたところでみんな体力の限界かお開き、駅まで師匠に送ってもらう。結局勝ち頭は彼、オレが見た時で負けたのを見たことがない。

「楽しかったな、Iがいるから儲けてもらおうと思ったんだけどな…。そういえば最後のラス前よかったぞ、勝負所で切る牌を躊躇うな、危険度は変わらないんだから。」

初めてアドバイスのようなものをもらった気がする、別れ際一番気になってたコトを聞いてみた。

「そういえばさ、オレが負けたらどうなってたの?」

彼の答えはあっさりとしたもので―

「あぁ、どうしてたかな。けどチンチロで無敵だったお前がこんなトコで負けてもらっちゃ困る、でも自信がついたろ?」

答えにならない答えを言って微笑む、そんな彼の笑顔が天使のようにも悪魔のようにも思えて仕方が無い刺激的な誕生日会だった…。
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誕生日記念デカピンセット Ⅰ

誕生日ということがあって、麻雀の師匠にセットに呼ばれるコトになった。場所は渋谷、初めての個室雀荘だった。

駅に着くと迎えに来てくれていた、彼らは昨日の晩から打っている。タクシーに乗る前に銀行へ、黙って付いて行った。キャッシュカードで途方もない金額を下ろす、それを束にして左手に巻いている輪ゴムで器用に止めていく。その束の一つをほおって寄越す、意図が掴めずにいた。周りの人の視線が痛い、確かに大金を持っている若僧が物珍しいのだろう。「あぁ、手数料掛かっちゃったよ」と彼が言う、こんなに金持ってるのに110円を気にするのも彼らしかった。

「あげる訳じゃないからな、Iって覚えてるか?ほら、小太りの、アイツが金持ちでさ。友達少ないから負けても遊べれば楽しい訳よ、だから頑張れよ。」

こんなメッセージをもらう、要するにこれでオレに打てと言うのか。バックの奥のポケットに大事にしまい込んだ、実感が湧かなかった。

雀荘に着くともうメンバーが揃っている、件のIに挨拶をする。

「いやぁ、何年ぶりかな?随分ご無沙汰してます。」

ストレートな挨拶のつもりだった、けど返答は意表を突かれた。

「いや、同窓会で会ってるんだけどな…。まぁいいや、いくら持ってきたの?」

いきなりの心理戦、嘘かホントか分からない。飲まれる訳にはいかない、先ほど渡された束を取り出す、Iはその厚みを確認して言った。

「よし、じゃあ1の1―3で行こうか。」

「祝儀は?」 聞いてみた、

「どうしたい?」 値踏みするような視線、試すように聞いて来た。

「さっきまではどうしてたの?」 また聞いてみた、

「5000でやってたけどその持ち金じゃ半荘一回で溶けかねないよね?」 ニヤついた顔、油断のならない顔。

「そうだね、無しでいいならその方が嬉しいんだけど。」

正直な気持ち、見栄を張ってもしょうがなかった。まともなオレの所持金で打ったら…、リーチ何回か打って終わり。もし負けたらどうなんだろ?てかこのセットって誕生日祝いなんじゃなかったのか?疑問が何個も浮かんでくる、こんな麻雀は本意ではない。セッティングした彼を盗み見る、ウインクを返して来る。全く意味が分からない、けど他に選択肢もない。

こうしてとんでもない麻雀を打つハメになってしまった、明日への扉は開けたのか?長くなったので続きはまた次回…。
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若き麻雀狂いとの対話

今日は偶然帰りの電車で若き麻雀狂いの後輩(と言っても年下なだけだが)と会う、話題はやはり麻雀だった。

彼とは出会って2年くらいになる、出会った当初はあがりの見えない愚仕掛けとか遠過ぎるバックなどが多くてオレ的には勝ち切れない麻雀だと思ってた。なんかオレの麻雀仲間は異常に麻雀を愛しているから排他的なトコがあったんだけど彼は酒があまり飲めないにも関わらず付いて来ては話に真剣に耳を傾けていた、話していくうちに彼の温かい人間性を次第により深く知るコトとなった。

今は会えばもう楽しくて麻雀でもしようかって話にすぐになる、そういえばこの間偶然セットで彼の手牌を後ろから眺める機会があった。

強い、彼なりに麻雀に捧げたものは時間だけではないはずだが噂で聞いていた通り格段に強者になっていた。彼が親満が横移動した同一本場、こんな手牌でリーチをかけた。

一一二二二34578(789) ドラ(4) 8巡目

なんてコトはない1300のリーチだ、何巡か経った後さっき親に振り込んだ下家から9が出た。

「…」

なんとスルー、それが通るならとみんなが合わせ打つ。結局6枚の69が打たれた所で彼が7枚目をツモ、点数はゴットーの一本場だった。

オレにはどうにも不可解だった、あがらないのならリーチなどしなければいい、そんな思いがあった。どうしても気になってしまう、対局後彼に真意を聞いてみた。

「あぁ、あれはトップ目の親がオリたから見逃したんです。」

そっけない、こんな一言。あぁ、リーチは役なしを出あがり出来るようにするためにするためじゃないのだ。開局から12000点というリードを築いた親に対する牽制、または何かしらの紛れを求めてのリーチだったようだ。

配牌から手なりで最速テンパイからの先制リーチ、手役など知ったコトじゃない。そんなオレの雀風には考えられないリーチ、この日のセットを観戦して学ぶコトは多かった。

話は電車に戻る、ふと彼に聞かれた。

「学生時代相当いろんな雀荘に打ちに行ったんですよね?」

「うん、まぁ。今しか出来ないんだからさ、ヤケドしない程度にいろんなトコ行くと面白いんじゃない?」

こんな答えを返す、意外な答えが返って来た。

「実は最近友達といろんな雀荘行ってるんです、なかなかいいもんですね。」

だって、なんか自分の修行時代をなぞっているようで嬉しかった。肯定も否定も出来やしない、ただ一つ言いたかったのに最寄駅に着いてしまって言えなかった。それは―

始発前にパンクしそうになったら…5千円くらい残すといい。そのお金を持って近くのバーに行くのだ、その日の麻雀を思い出しながら酒を飲む。その思い出は最高の肴になる、ついつい飲み過ぎて5千円じゃ足りなくなるコト請け合いだ。オレは一人だったけど、仲間がいるならいろんな意見が出て何かのきっかけになると思うよ…。

伝えられなかったコトを思い出しながら家路に着く、ふと思う。麻雀で教えてあげられることなど何にもないが、麻雀を肴に酒を飲む。こんなコトでも酒の苦手な彼に教えられたらいいな、まぁ彼が望めばの話だが。

「今度誘ってくださいね」こう言って屈託のない笑顔を見せる彼、どこまでも謙虚な姿勢は崩さない。

今度一緒に打ってみたいな、素直にそう思う。そんな時が来たなら、何かを教えてもらえそうで仕方がなかった…。
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ある歳最後の240z

今日は朝から仕事だった、朝からスタジオに入り音楽を奏でる。すっかり汗だくになって…、人間汗をかかなきゃいけないと知る。

これは金にならない仕事であって食い扶持を稼ぐ仕事はまた別にしなければならない、次の仕事まで帰ってシャワーを浴びた。家を出るとまだ時間がある、横浜でゲームの東風戦を1回打てる時間があった。

雨降り、空はシャワーの水圧を全開にしたよう。小走りにゲーセンに走り100円を投入、電車までの遊び。

けどどうにも調子が悪い、5000点しかライフがないんだけど5200とか打つと即また100円を入れなければならない。5800と5200というアツい振込みをしてジリジリと100円を削られて迎えた親番、少しだけ面白い手が入った。

一二三五五五112567(36) ドラ(6) ツモ8

五と5が赤、このシャンテン。何を打つのが正解かは知らないが三色を消す凡打2(というよりこの手で三色はイメージ出来なかったが)、ピンズにくっついてリーチかな?そんな思い。けど次巡のツモが望外の(6)タテ引きで(3)を切ってバッタで即リーチした。

この時の状況は上家32000点でオレが9000点しかない、誰かからインパチを直っても足りやしない。半ばヤケクソのリーチ、デバサイを期待するという自分勝手なリーチだった。

何巡かののち対面のラス目が長考に入る、どうやらピンズの仕掛けをしている。「ドラなんか打ってくるなよ」そんな思い、12000じゃ足りないからさ。しばし考えた後やはりドラを切ってくる、しぶしぶロン。電車に間に合わない、2位でいいやと思った時―牌が光る。この演出は倍満以上でしか起きない、倍満だとどうなるんだっけ??

倒された後は「リーチ、ドラ9。倍満、24000点」とのこと、五がモロ乗りだ。点数を見ると―まくっている、トップだ。本当なら次の対局がタダで出来るが…やめて電車に乗った、まぁ当たり前過ぎる選択だった。最近倍満なんてまず出来ない、来週で歳を取る自分のこの歳の最後の親倍のような気がした。

手牌で出来得る最高得点など考えなくなった、一発と裏ドラなどオマケでしかない。オレは出来うる限りの手牌が出来ればそれでよかった、いつしかそれしか頭には浮かばなくなっていた。

可能性で出来得る最高点、そんなコト考えてるのも悪くない。オレの人生ですら―最高形を描きたいものだ、そんなコトを思った。それが例え、一発や裏ドラという僥倖に恵まれたとしても。

ゲームをやめて職場に行って見る、上司から言われた言葉は―

「雨の中お疲れ様、今日も頑張ってね。」

何気ない嬉しい一言、天気の悪い日ですら出かけてみるのも悪いもんじゃないと思えた…。
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初フリー~リベンジ編

勢い勇んで突撃した初雀荘が2千円の負けだったのは前回までの話、悔しくて次の日早速また行ったのが今回からの話。

次の日もだいたい同じ時間に雀荘に着いた、昨日ほどの緊張は無い。今日も卓に着く、昨日とは全く違う人たちと。そんな当たり前だったことがこの時は新鮮だった、ウキウキした気分で麻雀と戯れた。

慣れるまでが大変でその後は最初の緊張が嘘のよう、これが人間の常。毎回の配牌を取るのが楽しくて仕方が無いレベル、待ち侘びつつ取る配牌は軽くあがり形もキレイなものだった。こんな下手そうな小僧に負けるのなんて我慢ならないだろう、同卓者の熱気がオレにも感じられた。

当時は摸打が遅かった、今は卓の誰よりも早ければいいと思っている。下手だから遅くていい訳でもなく上手いから遅くていい訳でもない、BPMで捉えるトコがあって…バラードは嫌いだ。周りに迷惑を掛けたくないと思いつつ格闘、結果が付いてきたから不思議なものだった。

けどこの店はいつも同じような人たちばっかりで初心者ながらに好き嫌いが出て来た、収支表によると10万浮いている。もうリベンジは済んだと自己完結しこの店を離れることにした、あとこの店のママに「学校行かないと打たせないよ」と叱ってもらったのも一因だった。

勝ち逃げ、これがギャンブルの鉄則であるのは疑いようがない。いいトコでやめられた気もする、けど麻雀打ちたいけどどうしたらいいんだろう?それで雑誌を買って来て「テンゴ」という言葉を知る、しかも横浜で家からも近い。早速明日行って見よう、行動力だけは相変わらずだった。

今でもそうだけど初めて行く店はドキドキする、けどなんだか若いメンバーが多くて元気があった。そう、ここが横浜の某店だった。この店には活気があるように感じられた、年上の兄貴みたいなメンバーが多くて話すと楽しかった。今では年下のコばっかりだ、やはり歳は取りたくないものだった。

雰囲気が気に入って通ってみたけど収支がどうも安定しなかった、ジレンマに襲われた。当時は収支を意識してるってよりお腹いっぱいになるまで打つってカンジ、勝ってるのに負けてるという不思議な現象が起きた。

当時は横浜に出るのに通学定期が全然通ってないルートを通らなければならなかった、しかもバイト先でゲームの麻雀を打つのにも金が掛かる。どうしたらいいんだ?難しい問題だった。

帰ってこないだ買って来た雑誌をまた読んでいると答えが見つかった気がした、最後のほうに雀荘の広告がたくさん載っている。行けそうな場所だったらいろんな店に行って見よう、それが収支を安定させるとは到底思えないオレが出した答えだった。

当時は今では考え付かないような完全主義者だった、麻雀のせいでしなければならないことがおろそかになるのがイヤだった。大学も行くし、英語力も落とさないように電車では新聞を読んで。バイトもやって塾講師のバイトも始めた、ヒマが嫌いなオレは少しでも充実させたいって思いがあった。書いている自分の話、今では信じられない。どこで変わってしまったのか?思い出そうとしたけどもう思い出せなかった。

何はともあれいろんな場所に行ったけど関東は広かった、様々な麻雀が打てた。自分の麻雀を大きく成長させた時期、強くなってどうなりたいかなんてのは分からなかった。結局今でも分かりはしない、果て無き麻雀砂漠、後ろにはもう陸地は見えないような気がした…。
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麻雀好きへ100の質問

麻雀好きに100の質問≒バトン
雀士はやって下さい♪

昔やったけど、考え方も変わってるだろうから。

001…HNを教えてください。
バード

002…性別を教えてください。


003…座右の銘を教えてください。
一騎当千

004…麻雀を覚えたきっかけは何ですか?
ゲーム

005…それはいつですか?
小学生くらい                          
006…点数計算できますか?
だいたい

007…雀荘に行く頻度はどのくらいですか?
気が向いた時、随分減った。

008…セットとフリーどっちで打つ方が多いですか?
フリー。

009…フリードリンクでは何を頼むことが多いですか?
アリアリ

010…賭けて麻雀を打つのと、ノーレートで麻雀を打つのはどちらが好きですか?
賭けて、ノーレートもまぁ楽しいが。

011…今までに最高いくら勝ったことがありますか?
言えない

012…負けの方は?
書けない

013…よく打つレートは?
0,5か1の東南

014…最高レートは?
デカピン

015…最高レートのときの感想をどうぞ。
同じようでも恐かった。

016…チップはあった方がよいですか?
どっちでもいい。

017…自分の雀風を一言で言うと?
手なり

018…あなたはデジタル?それともオカルト?
ハイブリッド系。

019…麻雀で勝つために一番大事なことは何ですか?
押し引きと精神状態

020…麻雀に流れはあると思いますか?
説明が出来ないけどあってもいいかも。

021…初めて和了った役満は何?
四暗刻

022…それでは今までに和了ったことのある役満と回数を覚えている限りで教えてください。
四暗刻と国士無双、大三元と小四喜、字一色、緑一色こんなもんか。回数は大したことないと思う。


023…人生最高の配牌を教えてください。
(6)以外全部マンズ


024…日常会話でうっかり麻雀用語を使ってしまうことありますか?
天牌の言葉を言うとウケる。

025…エース牌はありますか?
ない 、いやなくなった。

026…あなたが持っている麻雀グッズを教えてください。
ストラップとかかな。

027…一番好きな麻雀漫画は何ですか?
天牌

028…ではその中から名言をひとつどうぞ。
俺はいつも昨日の自分と勝負してる

029…この本を読めば麻雀がうまくなる!という本を教えてください。
片チンの漫画

030…桜井章一についてどう思いますか?
伝説を聞いてる限りこんなに強ければいいな。

031…それでは雀鬼流は?
麻雀の流派って名乗ってるから成立してると思う。

032…麻雀プロについてどう思いますか?
たくさんいるらしいが「本物」になれるのは僅かだと思う。

033…東一局原点親9巡目 34888s西西南 ポン東東東 ポン北北北 何切る?
リャンメンじゃなかったら南残すけどこれだと南。

034…手変わりのない平和のみの手はリーチする方が多いですか?
早いか、先制かによって決めてる。

035…チャンカンをあがったことありますか?
ある(ポンカスの13本とか)

036…それでは三槓子は?
ある(あがりたくてミンカンして跳満に)

037…大明槓をよくやりますか?
まずやらない。

038…字牌は絞るタイプですか?
自分の手次第。

039…引っ掛けリーチについてどう思いますか?
なにも。けどそれで13本とかあんま意味が無いと思ってる。

040…4cmでもオリるときありますか?
よくある

041…九種九牌は流すときと流さないときどっちが多いですか?
気分と状況次第。

042…浮き牌の5萬とペンチャンターツどっちを残しますか?
気分次第、何とも言えない。

043…こういう雀士になりたい!
上手くて尚且つ強い雀士

044…こういう雀士はうざい!
上手さを装うヤツと遅いヤツ。

045…盲牌はどのくらいできますか?
自然と出来るようになった。

046…後付けで和了れない方をツモってしまったときの気分を20字以内で表してください。
我ながらイイ仕掛けをしたものだ。

047…今麻雀が強いと思う人は誰?
師匠

048…麻雀をやっていることを周りの人(家族とか麻雀打たない友達)に言えない?
言えない理由がないから言ってる。

049…ゲーセンでは真っ先に麻雀ゲームを探してしまう?
まぁそうかな。

050…オススメの麻雀ゲームは何?
オンラインで人と打てるゲーム。

051…フリテンを誰にも気付かれないで和了りきったことありますか?
ある、流す時一打目に切ってたコトに気付いた。

052…人生最大のチョンボは?
高レートでノーテンリーチ。5面チャンのような声でリーチしたらしい。

053…ネット麻雀をやったことがありますか?
ある

054…麻雀格闘倶楽部をやったことがありますか?
ある

055…小手返しについてどう思いますか?
せっかちな性分だから場を見ながらカチャカチャしてしまう、いいのと悪いのがある。

056…あなたの得意技を教えてください。
みんながムカつく一人への重点爆撃。

057…最高何時間連続で麻雀を打ったことがありますか?
20時間くらいかな?

058…最高ドラ枚数は?
9枚、食いタンヤオドラ9の親倍。

059…半荘一回で最高何点叩いたことがありますか?
90000点台

060…最大何連荘までしたことがありますか?
7本場

061…今までで最高の待ちは何メンチャン?そのときの形も教えてください。
オレは分からなかったけど8かな、形は忘れた。

062…最低何点からトップになったことがありますか?
2000点くらい?

063…自分は裏ドラの乗る人生を送っていると思いますか?
送ってると思ってるが肝心な時はいつだって乗りはしない。

064…1223789m34578p56s 状況ドラ関係なしで何を切る?
3m

065…四麻と三麻どっちが好きですか?
四麻

066…ではここで麻雀トリビアをひとつどうぞ。
メンバー稼業のキツさ、聞くと驚く。

067…いくらまでなら全自動卓を買ってもよいですか?
2万なら…。

068…全自動卓を壊したことありますか?
寝ぼけて落とした点棒が引っかかって卓が不気味な音を出したコトはある。

069…今までで一番神がかった闘牌を教えてください。
いろいろあるけど「調子悪い時はここにしかいないんだよな」という言葉を真に受けてミンカンしたらモロ乗りで待ちのカンチャンのドラをリンシャンツモ、8000オール。卓が殺気立った。。

070…今までで一番悲惨だった闘牌も教えてください。
悲惨すぎて書けない。

071…面白い麻雀仲間を一人紹介してください。
師匠。

072…雀荘を出禁になったことありますか?
ない

073…覚えておくと便利な麻雀の格言を一つ教えてください。
麻雀は常に51対49だ。

074…逆にまったく役に立たないと思われる麻雀の格言も一つ教えてください。
東発つきもの、南白つきもの。絶対嘘だ。

075…大事な予定をすっぽかして麻雀を打ったことありますか?
昔はある。

076…阿佐田哲也作の麻雀放浪記を読んだことがありますか?読んだことある方は感想も書いてください。
漫画でしか、あんま好きじゃなかったかも。

077…イカサマできますか?
全く。

078…麻雀のルールで納得できないことありますか?
三家和は流れとか、あとハウスルールで嫌いなものがあったな。

079…ギャル雀行ったことありますか?
ある、初めて行ったのは五反田で。もう潰れたからどうでもいいが最低でしばらくイメージが悪かった。

080…こんな雀荘があったら是非行ってみたい!
場代が安い店、またはいつも楽しい店。

081…こんな雀荘には行きたくない・・・
客層と中の雰囲気が悪いトコ。

082…112233m55677s229p ドラ9p 何を切る?
6s切りリーチか9p切りリーチ、決める時は決めたいから。

083…麻雀牌を使ったゲームをひとつ教えてください。(もちろん麻雀以外で。例えば上海とか。)
マン・ピン・ソー、覚えた時は楽しかったが今は一回やると飽きる。

084…死ぬほど笑った麻雀を教えてください。
たくさんあり過ぎて今すぐには思い出せない。

085…麻雀中言うと面白いダジャレをひとつどうぞ。
極限状態で何かボソッっと言えば大抵の言葉は笑える、ただしセット限定。おしゃべりは嫌い。

086…一番最近和了った三倍満について語ってください。
なんだろ?タンピン系だったと思う。

087…日本以外で麻雀を打ったことありますか?
ない

088…鉄砲(お金を持っていない状態)で麻雀を打ったことありますか?
セットなら

089…今まで同卓した人の中で一番有名な人は誰?
オレでも知ってるプロか漫画家さん。

090…麻雀の大会に出たことありますか?
ある

091…麻雀強い人と打ちたい?それとも弱い人と打ちたい?
強い人、納得したいから。

092…麻雀を打っていて思う疑問をひとつどうぞ。
なんで終わりがないんだろうか?

093…彼女(彼氏)にも是非麻雀をやってほしいですか?
全く勧めない、教えたコトとかあったけど。

094…自分の子供にも麻雀をやってほしですか?
好きにすればいい。

095…彼女(彼氏)に「麻雀をやる人とは付き合えない」と言われたらどうしますか?
泣いて許してもらうかせいぜいやめる努力だけしてみる。

096…麻雀だけで食っていけると思いますか?
実際にいるから出来るんだろうけどオレには出来そうもない。

097…麻雀で自分は勝ち組だと思う?
収支をつけてた時はちゃんと結果を残せてたけどそんなの遠い昔の話ですな。

098…麻雀をやめようと思ったことはある?
何回も。

099…あなたにとって麻雀とは?
創作

100…最後に何か一言。
寝起きで書くものじゃなかった、またいつか書きたいな。


追記:今と全然答えが違う項目がある、もう一度書きたいけど面倒だからやめるw。
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初フリー~初参戦編

大学2年になった時、急に時間が出来た。いつも遊んでた友人は就職し彼女はバイトを2つも始めた、オレには…何も無かった。

ホントに気まぐれで入ったゲーセンで麻雀格闘倶楽部を打つと楽しさに気付く、まぁ多少は知ってたからゆっくりだけどランクアップしていくというシステムにやり甲斐を感じたものだった。けど点数は分からない、チャンタと純チャンの差も知らなかった。

のめり込むと危ないオレはとんでもなくのめり込んで行った、プレステのゲームを買ってきて寝る前に限界が来るまで毎晩打ってから寝てた。すると点数計算も覚えて1ヶ月くらいで格闘倶楽部も最高段位まで上げた、当時はそんな難しいコトは考えてなかったと思う。手牌を作り上げるのとあがった時の喜び、それがすべてだった。当時の格闘倶楽部もまだ黄龍が少なくてゲーセンにいると一目置かれたものだった、「あの学生強いのかな?」と思われるコトが嬉しかった。真相は金と時間があってそれを使っただけ、拙い麻雀を打ってたと思う。

そんなことをしてると実際に打ちたくなるもの、セットみたいなことしかしたことなかったし。けどどこに行けばいいかも所持金も何も知らなかった、知ってたのはコーヒーをアリアリと頼むことだけ。悩んでても仕方ない、明日行ってみようと決めた。

次の日に思い立って某ピン雀へ、なんかとんでもなくドキドキしたのを覚えている。所持金は3万円、無くなったら帰ろう、そんな気持ちだった。

ルール説明をされて卓へ、ワン入りで卓が立った。飲み物はアリアリ、それしか知らなかったんだけどこれは今も昔も変わらない。

なんだか思ってたよりいい雰囲気だった、分からないコトは教えてくれるし。牌捌きは最低だったがオレの初ギャンブルでは必ず発揮するビギナーズラックでそんなに悪い成績にはならない、雰囲気が分かった4半荘目でラス半コール、成績は2142位だった。

帰り際財布を見ると2千円無くなっている、「このままじゃ悔しいな…」明日また来ようと心に決めたのだった。

そういえばここのメンバーは「自分それです」と言って牌を倒すし周りは「満州事変!」だの「満千!」などと言って倒してた、マナーも何も知らないオレは普通なんだと思ってた。ふとそんなコトを思い出すとおかしくて仕方ない、どうやら初フリーは最低の店選びをしてしまったのかもしれなかった。

思えばここが地獄の1丁目のような気もしないでもない、のめり込むとほとんどパラノイアのオレは早速次の日に同じ店の門を叩いたのだった。その後格闘倶楽部設置のゲーセンでバイトを始める、麻雀砂漠に足を踏み入れた記念すべき1日だった…。

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友達の妹に麻雀を教える

何年かに一回くらいあんだけど今麻雀嫌いな時期、勝っても負けてもつまらない。あんなに好きだったのに、どうしたんだろう?

しばらく麻雀のこと忘れて暮らしてみようと思ってたら興味深い誘い、友達の妹とその友達が最近麻雀にハマってるらしい。セットがしたいんだけど一人足りないからって白羽の矢が立った、「雀荘って心配だから悪いけど付き合ってあげてよ」と麻雀をしない兄に頼まれた。

行ってみると3人組が待っていた、まだ20歳だって。

「うら若き乙女たちがこんなゲームハマんなよ」

って言うと、

「じゃあ学生時代何やってたんですか?」

って聞かれる。

「えっ、麻雀。。」

「なんだぁ〜。」

こんな感じ、まぁいいか。入門書片手に牌と楽しそうに戯れる姿はなんだか微笑ましい、なんか…いいな。

けどオリとか知らないからどんな手でも突っ込んでくる、だから「リーチ、あっ!」と言って34567を見せた。「待ちがバレちゃった」と言って起こしたのに数巡後、「何だっけ?リーチ」と言って2を横に曲げてくる。「オイオイ、それ当たりだよ」と言ってツモ山に手を伸ばすと「あっ、ツモ!」とまた2を持ってくる、まぁこんなこともある。

そしたら「見逃してくれたんだったらツモらないでよ、中途半端な優しさ嫌い。」と怒られる。うむ、麻雀牌より理不尽なその言い草、兄さん嫌いじゃないぞ。

こっからはオープン麻雀、「これ何切るんですか?」と難問をぶつけてくる。「うーん、オレは4かな」と言うも「私はこれ切りたい」と言って違う牌を切る、けどこの手は思いのほか伸びちゃって最高形に仕上がった。

「オレが打ったらあがれてないよ、麻雀って奥が深くて楽しいでしょ?」

「ホントだ、もう勝てちゃうかも。」

「見せたのに出してくる人が何言ってんだよ、けど楽しくなきゃ嘘だよ。」

違う人が打って、違う人と打てば結果は全て変わる。そこが一番の魅力なんだ、そんな当たり前のコトに気付いて久しぶりに楽しく麻雀が打てた気がした…。

後日談―友達から「今はあの雀荘がアツい」と言われた店に今日仕事終わりに行ってみた、あっさり負ける。やっぱダメだな、それに何がアツいのかは結局最後まで分からなかった…。


追記:懐かしい話、確か彼女たちはとっくに麻雀から卒業したとか。女性のそのスタンスが羨ましい…。
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デジタルVSオカルト

こんな議論があるらしい、麻雀における二つの分類は読者諸賢の知識に任せて説明は避ける。けどどっちが正しいんだろう?そんな答えの出ない問題に自分もふと考えた、両極端な友人がいるから彼らとの交流を基に少しだけ探ってみたい。

A、麻雀一本に生きている人で絶対などありはしないと思っていた麻雀で脅威の成績を誇る。そいつがまた脅威のカルトQで家から駅までの信号4つでその日の調子を計るらしい、2つも引っかかったらその日はダメらしい。こんなヤツだけど結果をしっかり残してるからオレは、何も教わったコトが無いけど敬意を込めて「師匠」と呼んでいる。因みに彼は理系の人間だ。

B、大学で数学を学ぶ傍ら意味があるとは到底思えないような麻雀の研究に余念がない。私生活も徹底した合理主義者で食事の仕方にすらその考えを持ち込む、ここまで徹底されたら認めるしかないのも事実だ。打ち手としてもしっかりしていて大負けしてるのを見たことがない、彼もまた試合巧者だ。

一緒にいる時にふと言ったことがある、「お前らホントにデジタルとオカルトだよな?」こんな問い。彼らの口を出たのはまたまた興味深い話だった、学ぶコトも多かった。

A、誰に押し付ける訳でもないけど感性ってヤツを磨きたいと思ってる、ほら、音楽だって一緒だろ?結局は所詮バクチ。あんなもんに大金賭ける奴等に常識なんて通用しないんだよ、それを越えたトコに見果てぬ明日があるんじゃない?

B、専門で数理学を学んでるものとしてある程度数字で説明出来るものには専門家として答えを出さなきゃいけないと思ってる、誰に押し付けようとかは思ってないけどね。けどオレはこのやり方で結果を出してきた、間違ってなかったと思いたいね。

と、それぞれの意見を聞いた。2人に共通してるのは自分が絶対に正解だとは思っていないコト、けどそれでいいと思う。そんな2人を受けて自分はどうかって―

どちらか片方に傾倒しようなんて思わない、両方のイイトコ取りすれば一番強くなれるんじゃないの?なんて思ったりして。いろんな面が見れるようになりたいもんだ、実は別にどちらが勝ってるかなんてどうでもよかったりする。

明日は何が正解だろうか?待ちわびた休みだから麻雀打ってみようと思う…。


追記:今はこんな議論って行われていないかもしれないが当時は実に盛んだった、これは今もだけどもし聞かれたら自分は「ハイブリッド系」と答えるようにしている。
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手役好きなギャルはティーン・エイジャー

最近はどこの雀荘行っても女性メンバーがいる、求人誌や友達から紹介されたりするんだろうが少しは麻雀知ってて入るもんなんだろうか?

その日は19歳だという女のコのメンバーと同卓、大学1年生だって。いかにも現代的な風貌で長い爪で器用に牌を操る、手牌を眉間に皺を寄せながら真剣に見ているのがなんだか可愛らしい。ふと冒頭の質問をすると祖父に教わったコトがあるらしい、それで求人誌を見て応募したとか。あぁ、なるほど。

他愛もない会話が時折はさまる対局は気づいたらオーラス、トップ目ラス親のオレはラス目の彼女に3万点以上の差をつけていた。三倍満ツモ条件ならトップは固い、楽観視して手を進めた。

捨て牌も3列目に入ろうとした時に彼女が長考に沈む、「どうしたのかな?」そんなコト思ってると意を決したように千点棒を取り出した。

「リーチです」

なるほど、跳ツモなら2着か。頑張れ、オレは応援してるよ。
彼女の1発目、ツモって来た牌を手牌と見比べてから―

「あ、ツモです」

と言って開かれた手牌は…

三四五七七345(34556) 1発ツモ(7) ドラ七 五(5)が赤

「ギャー!!」

裏ドラこそなかったけど文句なしの三倍満、キレイにトップを捲られた。自分がトップになったと知った彼女は、誰よりも一番驚いていた。対局後に、

「三色が好きなの?」って聞いてみたら、

「配牌見たら三色を見ろって教えられたんです」だって。

「阿、阿佐田哲也!?」

現代風なギャルは手役指向の古風な麻雀が好きみたい、思い出の一局になった。それから年度が変わり、しばらく会ってなくてこないだ久しぶりに会った。

「学校行ってんの?」と聞くと

「行ってますよ、去年はフル単だったんです。」だって。

バイトもマジメなら私生活もマジメのようだ、バンドしかしてなかった自分の19歳を思い出して―

年下の女のコに頭の下がる思いだった…。

三色


その時記念に撮った写メ。


追記:2年前くらいに偶然雀荘で彼女に再会、就活が忙しいって言ってた。やはり時間は止まらない…。
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変わり行く雀友と本物のメンバー

世間はGWに沸いていた、だがオレにはそんなの関係無かった。暦通りの仕事をしてしばらく会ってない友達を訪れるため渋谷に向かった、外は雨降り、気だるい疲れが全身を包みこんでいた。

スクランブル交差点を渡ったところで昨日1年近くぶりに再会した友達と合流、彼は友達の中でもベスト3には入る麻雀狂だったのに今では大学行きながら働いている。スーツ姿を見たのも初めて、時間はやはり止まっていない。

サクの働く服屋を訪ねる、この面子で顔合わせるのも随分久しい。人生で一番麻雀を打った時期を共有した2人、なんだかお互いを笑い合っていた。

夜に紹介してもらった場代の安い雀荘を訪ねる、他に何するでもなく雀荘に行くあたりがあのゲームが最高のコミュニケーション・ツールであることを証明しているみたいだった。

通常知り合い3人にフリーは打たせないがこの店の店長氏が分かった人でその人が入って卓を立ててくれた、さて、戦闘開始だ。

うん、やはり皆強い。皆少なからず麻雀から離れているが変わっていない、こういうのが楽しいのである。誰が勝つか全く分からない展開、言葉も無く淡々と小気味のいい打牌音だけが夜中の雀荘に響いた。

自分も皆も負けるつもりなど全く無いが件の店長さんがとても強い、競技プロを思わせる切り出しと最終形は誰が見ても納得の形。背中に戦慄が走るような感覚、久しぶりだった。接客、トーク、麻雀の腕前、何を取っても「本物」を思わせた。

オレは浮いたけど誰が勝ち頭だったんだろか?一昔前ならこんな面白い卓、格付けが済むまでいつまでだって打ったものだが皆明日の仕事があるから帰途に着く。なんだか時に残酷とも思える時間の流れがある、けどそれは誰が望んだものでもなく勝手に向こうから訪れたものだった。

夜の渋谷、随分久しぶりだった。こいつらと打ってればオレは強くなれると思ってガムシャラに牌を握ってたあの頃、なんだか懐かしくも遠い昔のようにも思える今。けどそれが確実に今を作っていることを再確認、「また打とうね」、昔なら考えられないような約束をして3方向に別れる。

朝の渋谷駅前、スクランブル交差点を渡ると3人はそれぞれの目的地を目指して歩き始めた…。


追記:件の店には今でも渋谷を訪れると行く、ホントにたまにしか来ないのに3人の名前とあの夜の対局を店長氏は未だに覚えていてくれている…。
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若い女性の受難、@雀荘

その日は上家に若い女性が同卓していた、客の95%くらいは男性の雀荘に置いて若い女性のお客さんは目立つものだし殺伐とした麻雀卓に咲いた一輪の花のようなものだ。ある雀荘の店長に聞いたら女性のお客さんがいるとその卓にいる人の滞在時間が延びるらしい、面白いな、と思う。だが、オレは特に意識するでもなくその日もいつも通り淡々と打っていた。

件の女性、大きいストライドから盲牌して一気に壁にツモ牌を持ってくる。けど点数申告があやふやだったり、どこか危うい感じに好感が持てたし愛嬌があった。見れば同世代くらいだろうか?確かに珍しい、けどちゃんと麻雀打ってる限りオレには男も女も関係無かった。

ある半荘のオーラス、4者拮抗の中件の女性にあがり切られトップを奪われた。オレもやる気満々のアホ仕掛けをしていたのだが先にあがりをかっさられ納得の終局、精算を済ませるとその女性は席を立った。さっきから携帯を気にしていた、待ち合わせかなんかだろうか。

次のゲームの準備をしていると対面のおっさんが口を開く、

「しかし、かわいくねぇヤツだったな。」

と来たもんだ。下家のおっさんも同意を示す、ハァ、ため息をついて一言返す。

「普通に打ってたじゃないスか。」

ギャーギャー言ってたがさっきトップを取られたのがそんなに悔しいのだろうか?どうしようもない発言を繰り返していた。若い女性客もお客の一人なのである、アンタたちに愛想を振りまく必要もない。オレたちはこんな小さなスクエアでバクチをしているって大前提に気付いて欲しい、そしてそこには性別なんて関係ないのに。

なんだかスイッチの入ったオレはこの2人を重点的に狙って2連勝、こんな勝ちたい時に勝てないのが一番麻雀をやめたくなる時だ。オレが手牌にくっつけないでツモ切って自分のツモ切り牌で満貫を当たられたことにも気付いていない、デリカシーも無ければ人並みの洞察力も欠如しているみたいだった。2連勝の後おっさんたちが席を立つ、捨て台詞はなんとも素敵なものだった。

「若い人に勢いづかれちゃったから。」

だって、もう救いようもない。この人たちは負けたことになんらかのエクスキューズを用意しなければいけないみたいだ、まともに取り合うことすらバカらしくなってきたのだった。

いろんな人と打ち合うのがフリー雀荘の魅力でもある、麻雀の魔力には性別は関係ないとも思う。今回の卓のせいでもう行くのやめようとか思って欲しくもない、何か出来るコトもあったかもしれないな。。

何はともあれまた打ち合いたいものである、こんなことはくだらない、くだらな過ぎる。けどただ一つだけ間違いないのは―

確かにあの瞬間、荒涼のスクエアに一輪の花が咲いてたってコト…。


追記:オレが最初に同卓した女性は、下ネタばかり言うオバチャンだったな…w。
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訪問ありがとうございます、天鳳やその他麻雀関連のブログです。天鳳で起こった出来事や麻雀を軸とした物語を実話だったり想像で書いています。天鳳ID:焦燥のバラッド(八段、鳳南民)

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